流産でも自分を責めないで

赤ちゃん自身に生命が誕生してから定められている運命

新しい生命が誕生し、今貴女が住んでいるこの世界に生まれてくるまでの準備、それが妊娠というものです。自分とパートナーの遺伝子を受け継いでいる子供が欲しいと願っている人たちにとりまして、妊娠から出産までの長い期間というものはまだ見ぬ子供に対してより一層の愛情を注ぎ、そして無事に産まれて来てくれと願っていることでしょう。
妊娠というのは人類という枠でも種の保存という意味におきまして、非常に重要で且つ神秘的な存在と言えるでしょう。
しかし残念なことですがそんな妊娠にはトラブルというものが付き物となっているのです。やっとの想いで授かることの出来た命でも、失う時はいとも簡単に亡くなってしまうこととなります。

 

しかしそれはある意味で天運というべきものであり、赤ちゃん自身に生命が誕生してから定められている運命ということなのです。大事に育てようと考えていたとしましても、そうなるべくして生まれてきてしまったというワケです。
このことからもしもお腹の子が亡くなるようなことがあったとしましても、決して全ての責任を背負うことなくその子の母親である自分を責めるようなことはしないでください。

 

妊娠のことについて話しをしているとよく話題になるのが、妊娠する確率についてなのではないでしょうか。妊娠する確率というのは排卵日付近の膣内射精でおよそ20〜30%程度と言われています。
しかしここで言う排卵日付近というのは、自分の生理周期を基礎体温法などによってしっかりと把握している場合のみで計算した時の排卵日ですから、そこまで状況を限定している場合にのみ当てはまる確率となります。

 

実際には自分の排卵日を正確に把握している女性というのはそう多くはいらっしゃらないと思いますから、あくまでこの状況に当てはまる人にとりましての数字ということで目安程度に参考にしておくと良いでしょう。
また流産につきましてもよく出る話が、同じく確率についてなのではないでしょうか。妊娠が判明してから流産をしてしまう確率というのは10〜20%と言われています。

 

また年齢が高くなるにつれてこの確率は上がる傾向にあります。この数字は決して低くない数字といえ、100人の妊婦さんがいたらその中の10〜20人の方が流産をしてしまうという悲しい事実なのです。
また流産の原因というのはほとんどが染色体異常によるものとされています。体に無理をしてしまったり外傷などが原因によって流産することは滅多にありません。