化学流産後の妊娠

化学流産を起こしてしまった後の妊娠も比較的に妊娠しやすい

化学流産という言葉をよく耳にすると思いますが、それではどう言ったものを「化学流産」と呼んでいるのでしょうか?
化学流産というのは、確かに「流産」という名前が付けられていますが、流産の回数には含まれないのです。さて、それはどう言った意味なのでしょうか?

 

そもそも「化学流産」は「初期流産」とも異なっています。妊娠検査薬等で検査をしてみると「陽性」が出ているのにも関わらず、生理が来てしまう状態のことを言います。それは、確かに受精はしているのですが、着床をしていない状態で体外に排出されてしまう事となるのです。
このことから妊娠をしていない状態で排出されてしまうというワケなのですから、「流産」というワケではないのです。
化学流産は、妊娠を意識していない状態での出血となりますので、重い生理くらいに思われてしまうこともあるでしょう。特に自覚症状もありませんし、治療も施されることはありません。
しかし、この化学流産を引き起こしてしまうという事は、着床しにくい体質の可能性もあるのです。これは「冷え症」「ストレス」「運動不足」などから、子宮や卵巣の運動が鈍っている事から起こる症状となります。なのでなるべく体質改善等で、妊娠しやすい体作りをしていくようにしましょう。またそれは化学流産を予防するということだけではなく、妊娠をした時の他の流産の予防にも繋がることとなるのです。

 

そして化学流産を起こしてしまった後の妊娠も、比較的に妊娠しやすいと言われています。
着床はしなかったとは言え、赤ちゃんを授かる準備は体の中で進行してきていたのですから、それが全て体外へ排出されているのです。子宮内が比較的綺麗になっているので、化学流産を起こした後も妊娠がしやすいということになるのかもしれません。

 

また、この化学流産をしたという事は、受精卵等の状態が良いことで妊娠をすることの出来る状態だと言っている医師もいます。そのような事から、確かに妊娠しやすいという事かもしれませんが、化学流産が起こってしまった後というのは、ホルモンや子宮の状態等の関係上しばらくは様子見をした方が良いかもしれません。
それとは逆に妊娠しにくい体質の可能性も考えられます。何度も繰り返し化学流産を繰り返してしまうようでしたら、一度専門のお医者様に相談をしてみるようにしましょう。化学流産のほとんどの原因となってくるのが、受精卵の染色体異常からと報告されています。
何か原因を見つけることが出来れば、化学流産後の妊娠の可能性がみえてくることでしょう。