中絶をすると妊娠が出来なくなる?

ある程度のリスクがあることはしっかりと頭に入れておきましょう

一度でも人工中絶の経験をしたことがある方にとりましては、人口中絶が不妊の原因になるのではないかと不安に感じてしまっている方も多いのではないでしょうか。中絶に関するインターネットのQ&Aなどにおきましてもこのような質問を数多く見つけることが出来ます。さて、この項目では人口中絶と不妊の関係について簡単にご説明させていただきます。中絶をすでに経験されている方、これから中絶をしようと考えている方はまさに必読です。

 

まず、人工中絶というのは、母体保護法と呼ばれている法律によって人工的に妊娠中絶を行うものとなっています。母体保護法の指定を受けている医師のみが手術をすることが出来ます。また中絶手術は妊娠21週までとなっており、行える回数の制限も決められています。中絶手術が出来るのは6回が上限とされています。

 

この中絶手術というのは、母体の健康に問題がある場合、そして子どもが生まれたとしても養育することの出来ない場合などといった時に許可される手術とされています。または、全く望まないようなアクシデントによる妊娠なども含まれます。つまりレイプされて出来てしまった赤ちゃんの場合などがそれにあたるでしょう。

 

胎児を手術をすることによって子宮から取り出すものであり、子宮内膜などに傷を付けてしまう恐れの可能性がゼロというワケではありません。しかしたった1回の中絶手術で不妊の原因にになるような事態になってしまうことはほとんどの場合ありません。母体保護法によってきちんと指定されている医師でしたら問題になることは本当にごくまれのことだと思います。
問題となってくるのが何度も中絶手術を繰り返した場合となります。これはさすがに子宮にダメージが残ってしまい不妊となる可能性は通常よりも上がってしまいます。

 

結局のところ、不妊の原因となるような影響がでるかでないかというのは、手術する医師の腕次第というところもあるのです。中途半端な腕の医師に処置された場合におきましては、不妊となってしまうこともあり得ない話というワケではありません。もし、中絶をせざる得ない場合におきましては、その担当医師は慎重に選ぶようにしましょう。

 

このことから中絶をしたからといって妊娠できなくなってしまうなんてことはありません。
それでもある程度のリスクがあることはしっかりと頭に入れておきましょう。どんな手術にも必ずリスクというものがあります。中絶手術でもそれは同じことなのです。