妊娠初期の流産は母親に問題があるワケではない

妊娠初期に流産をしてしまう原因の多くが染色体と考えられます

驚かれることかもしれませんが、実は妊娠をした女性の40%以上が流産を経験しているというデータがあります。これは流産に関する厚生労働省の調査によって明らかにされているものであり、多くの女性が衝撃を受けられたことでしょう。
この調査結果から40%以上の女性が経験をしているということから、少々強引な単純計算となりますが、実に2人に1人は流産経験があるということになります。
この数字を見てもらえればわかると思いますが、流産というのは女性でしたら誰にでも起こってしまう可能性があるということなのですから、「私だけが流産をしてしまった。私は特別なんだ」などと考えないようにした方が良いかもしれません。
しかしこの調査結果というのは、妊娠の初期段階での流産といったことも考えられますので、女性の多くが、自分が妊娠をしているということに気が付いていないということにもなります。

 

ただしこのように現実 問題としまして、流産をしてしまっているという事実があるのは確かなことなのですから、どんなに初期の流産でありましても、きちんとその原因や対処法を理解しておくことが大切なのです。

 

あのお笑い芸人の森三中の大島さんも初期流産だったと報道がありました。テレビでその時のドキュメントが放送されていましたが、大島さんの大きな悲しみが伝わってきました。
この大島さんも実際に主治医の先生からいろいろとアドバイスを聞いていたらしいのですが、それでも流産を起こしてしまっているのです。
流産に負けること無く流産の原因などの正しい知識を覚えておくようにしましょう。
流産というのは、妊娠が成立をしてから10週までの間に起こりやすくなっています。つまり妊娠の初期段階ということになります。

 

この初期段階での流産の原因の多くが、胎児の染色体の異常というケースが考えられるそうです。曖昧な答えになってしまいますが、実際に流産をしてしまった時に退治の検査をすることがほとんど無いことから、染色体が原因という確証は出来ないのです。
その理由としまして、初期段階ですと女性も自分が妊娠をしたということをわかっていない場合が多く、自分が流産をしてしまったということに気が付いていないからです。

 

この染色体が原因で流産をしてしまうというのは、母体に何かしらの原因があるワケではありません。妊娠の中では日常的に起こってしまっていることなので心配する必要はありません。
「染色体」という言葉から遺伝子に問題があるのでは?と考えてしまう人もいますが、決してそうではないのです。