流産を何度も経験してしまっても諦めないで

2回目の流産を経験してからの出産成功率は80〜90%

妊娠初期での流産でしたら、その多くは染色体の異常などによって胎児側に問題があることが多くなっていますが、妊娠をしてから12週以降のいわゆる妊娠中期の原因となるのは、それ以外の原因も考えることが出来ます。

 

妊娠中期以降の流産の原因としましては、子宮自体に異常や奇形がるような場合ですと、受精卵が育ちにくいというケースがあります。しかしだからと言いましても、これも子宮筋腫だけが原因とい言い切ることは出来ないのです。

 

なので子宮筋腫に対しましてあまりにも過敏になり過ぎてしまう必要はないのです。

 

こういったケースも考えられることが出来る程度に理解をしておくと良いでしょう。
子宮筋腫以外におきましては、母体が抗リン酸脂質抗体症候群の場合、これが原因となって血栓が発生してしまい、受精卵を育ちにくくしていることが考えられます。
この場合、産婦人科医の指示に従って必要に応じて治療を行ったり、または薬などを服用するなどして対応をしていく必要があります。

 

基本的に妊娠中期における流産の原因というのは、上記のようなものが考えられるのですが、しかしながら原因が全くわからないということもあるのは事実なのです。つまりこれといった予防法が存在していないだけに、精神的なダメージは非常に大きくなってしまいますが、そのような流産をを乗り越えることによって念願の赤ちゃんを授かることが出来たという人はとてもたくさんいるのです。

 

このことから、「諦めない気持ち」が大切であり、夫婦一緒になってお互いに精神的に支え合っていくことが大切なことなのです。
そして2回流産を経験してしまう人もいらっしゃいますが、この場合は精神的な負担は計り知れないことでしょう。

 

流産というのは、妊娠経験者の約40%の女性が経験をしてしまうものなのですが、再度流産をしてしまう確率は2割程度となります。
もちろんこれは、身体に異常の無い方でも2回3回と経験をしてしまうこともあります。
ただし3回目異常の流産の場合、習慣性流産と呼ばれ、詳しい検査をする必要があります。
最近では2回目の流産でもこの検査を薦めてくる医師もいます。

 

「それでも本当に出産をすることが出来るの?」と不安になってしまうことでしょう。しかし2回目の流産を経験してからの出産成功率は80〜90%となっているので、そこまで心配をする必要は無いと考えます。
過度に考え過ぎてしまいますと、それがストレスとなり、再度流産をしてしまうことも考えられるので、その辺も注意をする必要があります。