一般的な中絶手術の相場
人工妊娠中絶手術というのは基本的に保険を利用する事が出来なくなっているので、高額な手術費を支払わなければいけません。
そしてこの手術費というのは中絶手術を行っている病院の設備や方針、さらに母体の状況よってそれぞれ異なってくるものとされています。
一般的な中絶手術の相場としましては、初期中絶手術(妊娠5週目〜11,12週目)の場合におきましては、およそ8万〜13万程度とされています。大きな総合病院より、 レディースクリニックや産婦人科などといった専門の病院の方が手術費の相談に乗ってくれるようなこともあるらしいのですが、手術費自体は基本的に高額である事には変わりはありません。また実際には、これに診察代や薬代等が必要となってくることから、もう少し高くなってしまうことでしょう。
また中絶手術を行う患者さんが喘息等、何らかの持病を持っている場合におきましては、そのような設備の整っているクリニックでの手術をしなければいけませんので、大抵10万以上は必要となってくることでしょう。
さらにクリニックによりましては、支払いを少し待ってくれたり、少しの割引きをしてくれることもあるので、その辺は病院に診察に行った時にでも、先生と相談をして交渉してみてもいいと思います。
しかし妊娠週数が進んでしまい、中期中絶手術になってしまった場合におきましては、手術費は大きくなってきてしまい、30万〜50万位になることもあります。中期中絶手術の場合におきましても、病院の設備や母体の状況によっていろいろと異なってはいますが、こちらは中絶手術と言いましても、殆ど出産する時と変わらないことから、高額になってしまい、さらに薬代や胎児の死亡届作成費、火葬の料金などとかなりの金額がかかってしまうこととなります。
中絶手術というのは、母体への安全性から考えても、さらに中絶費用面から考えてみても、やはり初期中絶手術の範囲の11週になる前に決断をするのが最も望ましいことと言えます。また、レディースクリニックを選ぶ時にも、患者さんとのコミュニケーションをしっかりととってくれる親切な医師がいる病院を選ぶと良いかもしれません。
中絶手術というのは、確かに必要なことかもしれませんが、実際に手術をする前にもう一度よく考えてから決断をするようにしてください。もちろんレイプなどといった望まない妊娠の場合でも、医師と相談をして心のケアをしながら中絶手術をするかしないかを判断するようにしてください。