タバコやコーヒーが流産の原因となる?

タバコやコーヒーというのは流産と因果関係があるのでしょうか?

よく流産になってしまう原因の一つとしまして、「妊婦や家族がタバコを吸う習慣」というものが関係あると言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
先日、とある新聞記事に書かれていたことなのですが、妊娠中に妊婦がタバコをを吸うことで、早産をしてしまうリスクが高まり、しかも流産の可能性までも高まってくるという記事を目にしました。実際にタバコを吸うことで、発せられてしまうタバコの有害物質というのは、女性ホルモンの分泌を低下させてしまうというデータも存在しています。
さらにタバコに含まれている有害物質の中に、女性の生殖器官に多大なる影響を与えてしまう恐れがあるということも報告されているのです。

 

そして妊婦だけではなく、一緒に生活をしている家族がタバコを吸っていることで胎児に影響を及ぼしてしまうこととなります。その結果、低出生体重児や早産、さらには流産などを引き起こしてしまう可能性が非常に高くなると言われているのです。
しかしこのタバコと流産の因果関係というものがまだ完全に証明されているワケではありません。あくまでもそのようなデータが存在しているということしか言うことが出来ませんが、出来れば妊婦さんは妊娠が発覚した時点でタバコを止めて、さらには一緒に生活をしている家族も家の中では吸わずに外で吸うなどの協力をしていきたいものです。

 

次にコーヒーの中に含まれているカフェインにおきましてもも、流産の危険性が高まると言われています。現在までにカフェインと流産の因果関係をいろいろと調査されてきてはいますが、実際にアメリカでは、妊娠初期にカフェインを大量摂取してしまうことにより、流産の危険性が高まると報告されています。
その報告に書いてあることで、一日に200mg異常のカフェインを毎月摂取している妊婦と全くカフェインを摂取することなく生活をしている妊婦とでは、流産をしてしまう確率がなんと2倍にもなってしまうというデータがあります。
200mgのカフェインというのはコーヒーカップ2杯分なのでこれくらいは一日に飲んでいる人は多いと思います。

 

しかしカフェインによってどのように流産に影響を与えているのかはまだその詳しい情報はわかっていません。つまり流産の原因となるのがカフェインの過剰摂取と断定をすることはまだ出来ないのです。
ただし、実際にカフェインで流産をしてしまう確率が高まってしまうという報告がされている以上、原因がわからなくても、カフェインの過剰摂取に注意をする必要があります。