自然流産はホルモンが影響

出産というのはホルモンが大きく影響を与えるもの

自然流産というのは、自然に発生する流産のことを言います。自然流産とは、そのほとんどの原因というのが受精卵の染色体異常によるものとなっています。染色体異常による自然流産は、一般的には1個の卵子に対して1個の精子が進入するものとなっているのですが、精子が2個以上という時などに引き起こしてしまいます。また卵子が老化している時にも、起こりうるものとなります。

 

排卵をしてから7〜8時間後が、最も生命力を持っているのです。精子がきた時に、生命力が下降してしまっていますと、半分近い受精卵は異常をきたしていることがわかります。そして染色体異常が原因の流産というのは、53%が妊娠初期で起こり、36%が妊娠中期、そして5%が末期の死産となります。しかし異常がある場合におきましても、出産されるケースもあります。

 

さてそれでは自然流産というのは、どのようなことが原因で引き起こされてしまうのか気になるところです。自然流産の原因というのは、子宮の異常やホルモンが影響していることが多くなっています。
出産というのはホルモンが大きく影響を与えるものですから、分泌量が少ないことなどといったことが自然流産の原因として挙げられます。
そして黄体機能不全は、排卵をした後に黄体ホルモンが卵巣からあまり出てくることがないと、胎盤の形に支障をきたしてしまい、育児の発育が止まってしまいます。卵巣の代謝がよくないことが多くなっており、脳下垂体はほとんど関係無いと言われています。

 

また高プロラクチン血症というのは、授乳に関係しているホルモンのプロラクチンにまつわるものとなります。授乳中にプロラクチンが分泌していることから、母体への負担が軽減されるという働きを持っています。
本来、授乳中に出るものなのにも関わらず、授乳とは関係無くたくさん分泌されてしまいますと、流産の原因となってしまうのです。これは1度とは限らず、何度も流産を引き起こしてしまうのです。

 

さらに子宮内膜機能不全におきましても、関係があるのです。子宮内膜が妊娠中の胎盤を生成しているのですが、子宮内膜が黄体ホルモンに接触したとしましても影響を受けなかった場合におきましては、胎盤がしっかりと作られなくなってしまいます。胎児にとりまして、胎盤がしっかりしていなければ成長が困難となってしまいますから、そのまま発育することなく流産してしまうのです。

 

このように自然流産の原因となるものは様々あるのです。